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築年数10年だと、建物に価値が無いのは本当だった

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不動産業の健全な発展のために存在する「公益財団法人不動産流通推進センター」(旧不動産流通近代化センター)というところに、家の価格査定マニュアルというものがあります。

資料を見てみたのですが、家の築年数と査定価格の関係は以下のようになっています。

家の築年数と価格査定ポイント

1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年
+13.5 +12.0 +10.5 +9.0 +7.5 +6.0 +4.5 +3.0 +1.5 0
11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
-1.5 -3.0 -4.5 -6.0 -7.5 -9.5 -11.5 -13.5 -15.5 -17.5

※築21年以上は1年ごとに-2.5を加算

 築年数10年経つと、建物の評価はゼロに

築10年経った建物の評価ポイントは、見事に「0」となっています。その後年数が経過するごとにマイナスの評価が付き、築20年経った建物と築1年のポイント差は31にもなります。

よって、築10年経過した中古住宅の査定価格は、ほぼ土地の値段のみとなってしまうことが分かります。

実際の販売価格でも築10年以上の物件では土地のみの価格に

実際にgoo不動産で中古住宅の販売価格を調べてみたのですが、築年数が10年以上の中古住宅は、土地だけで売っている価格と比べてみてもやはり建物の値段はついていないんだなぁ、ということが分かります。

10年経つ前に売り出すのが得?

10年経つと建物の価格はゼロになるんだから、売るなら10年経つ前に売る方が良いのでは?という疑問が浮かびます。

大手企業に勤める割と裕福な経済状況の方は、1軒目を購入したら10年経つ前に売るか貸すかして、2軒目でより大きい家に引越すという話を聞いた事があります。

確かに10年経つとせっかくこだわりを持って建てた家でも評価がなくなってしまうので、売るつもりであれば10年目を迎える前に売り出すのがベストだと思います。

子供が中学校に入ってから・・とか子供部屋を欲しがってから・・なんて思っていると値段がビックリする位下がってしまうこともあります。

我が家は築8年で売り出すこととなりましたが、これは割と中古住宅市場では築浅な方です。
我が家の売却実践記録はこちら

担当の不動産屋担当者さん曰く、10年超えるとそこは一定のラインとされていて一気に価格が落ちるそうです。

Yahoo不動産やホームズなど不動産の検索サイトなどでは、上記のように築年数は3年以内/5年以内/10年以内/・・・というふうな検索条件の仕訳がされています。

10年以内で探す人の需要が圧倒的に高く、ここの条件で指定されてしまえば築11年以降の住宅は検索に引っかからなくなってしまいます。よって築年数が経過している中古住宅を売りたい場合は、金額の妥協が必要になってきます。

また、中古住宅を売却する際は複数社からの査定を取り比較しましょう。不動産会社によって査定価格は大きく変わる事もあります。

希望額とかけ離れていても諦めず、いくつかの不動産会社に当たってみるべきです。その際は一括査定が便利です →不動産無料一括査定はこちら

その他 家の条件と査定価格との関係

( ※公益財団法人不動産流通推進センターより)

*交通の便と家の査定額の関係

徒歩圏 最寄駅or中心街
まで徒歩で
~3分 ~6分 ~10分 ~15分
+5 0 -5 -13
バス圏 最寄駅
or
中心街へ
バスで ~10分 ~15分 ~20分
0 -5 -10
バス停へ
徒歩で
~3分 ~6分 ~10分 ~15分
0 -3 -8 -16

*周辺環境と家の査定額の関係

優る
(優良住宅地)
普通
(一般住宅地)
やや劣る
(高住混在地)
劣る
(工住混在地)
特に劣る
(嫌悪施設有)
+5 0 -3 -5 -10 ~ -20

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